繋いだ心、繋がった打線^o^
ゆうべ(6/27)行われたファイターズvsライオンズ@札幌ドームの試合は
久しぶりに胸が熱くなる、心に残る試合になりました。
今季、有原くんの踏ん張りでバンデンハークを倒した試合とか
コンスケくんと吉川くんダブルヒーローの試合とか
大谷翔平163キロ連発の試合とか
いろんな胸躍るどきどきわくわくの試合がありましたが
それでも今季一番の好ゲーム、といえる
ゆうべの試合でした。
思い出したのは、2014年CSファイナルステージ。
「繋いだ気持ちがひとつに^o^〜最高の試合ありがとう!」〜2014/10/19
http://d.hatena.ne.jp/N0205128/20141019/1413724297
あの時、稲葉さんのヒットを絶対に無駄にしない、無駄にはできない
稲葉さんともっと一緒に野球するんだ
というみんなの思いが奇跡を生んだ。
そのオフ、FAを悩んだ宮西投手を
最後の最後に(^^)ファイターズに繋ぎ止めたのも
あの試合で一つになったチームの絆があったからなのかな、と思ったくらい
「このチームで優勝したい」
まだまだ発展途上の若いチームだけど
一丸となってがむしゃらに戦って王者を倒す
そんなチームで優勝するのが、面白い!
2015年、ファイターズは優勝に相応しいくらいの成績を残しながら
その上を行くホークスに独走を許し
今年も、既に大きく差を開けられてしまっています。
それでも、可能性のある限り、優勝を目指して戦って行く。
そんな栗山監督の想いが表れた、昨日のライオンズ戦でした。
ファイターズ・メンドーサvsライオンズ・岸。
相手は故障からの復帰登板とはいえ、エースの岸投手。
札幌ドームでは"スーパー岸"になると言われるくらいこの球場を得意にしている投手。
なのに、いきなりメンディは4失点>_<
正直、厳しい展開になってしまいました。
それでもその裏、先頭の遥輝が(この日ハルキのプレイヤーズスペシャル)
ヒットでチャンスを作ると、ダイカンのタイムリーで2点返します。
その後、3-7となって迎えた7回裏。
好調の岡くんがヒットで出ると、谷口くんも続いてチャンスを広げ
代打大嶋くんの犠牲フライでまず1点。
遥輝の進塁打の後、卓ちゃんのピッチャーゴロが岸投手のミスを誘ってもう1点。
5-7と追い上げたところで、この日タイムリーとホームランを放ち絶好調の陽岱鋼。
ライオンズバッテリーは、ダイカンを敬遠気味に歩かせます。
次は、4番中田翔...
のところで、栗山監督はなんと、矢野謙次を代打に送りました...@o@
翔くんは、このところ、絶不調でした。
この試合でも、そこまでの打席では精彩を欠いていました。
だけど、だけど
まさかの代打。
これまで、栗山監督がどれだけ「4番中田」に拘り続けて
中田翔をなんとか一人前の4番打者に育て上げたい
と、強い気持ちで打席に送り続けてきたか。
ファイターズを見てきた人なら、誰もが知っているでしょう。
よほどの故障がない限り、休ませることはなかった。
2012年の日本シリーズなんて
手の甲骨折してても(それを伏せて?)試合に出し続け
翔くんも出続け、しかも一時は同点に追いつくホームランまで打っちゃった。
そんな中田翔に、代打を送りました。
翔くんは、腰の張りがあったといいます。
でも、ここ!というチャンスの場面で4番に代打を送ったという事実に
みんなは特別なものを感じたはず。
私も感じました。
栗山監督の勝利への執念。
打席に入った矢野選手は、絶対に凡退するわけにはいかなかった。
並々ならぬ集中力で岸投手から四球を選び、次に繋ぎます。
2アウト満塁で、5番セカンド田中賢介。
誰よりもチームのためにプレーするベテランが、痺れる場面で打席に立ちました。
「絶対に打たなければ」
解説の建山さんも言ってました。
「『ここで打てなかったら自分のせいで負けた』というくらいの気持ちでいるはず」
いきなり2ストライクと追い込まれ
でも、そこから粘りました。粘って、なんとか粘って
岸投手の渾身のストレートを跳ね返しました。
打球はレフトの前に転がっていき
ランナー二人還って同点!
ファーストベース上で、何度も拳を握る賢介の姿がありました。
クールな賢介が、思わず熱くなった一打でした^^
同点になって、次の打席にはレアード。
みんなが繋いでくれたチャンス。
ここで流れを切るわけにはいかない。
「キンチョウシマシタ」
こんなレアードがいたのか、と思うくらい
粘って粘って、卓ちゃんのお株を奪うほどの粘りをみせて
もう140球に届こうかという岸投手も
最後の力を振り絞って投げ続けて
魂のぶつかり合い。
そして、最後に投げた外角への落ちる球に
レアードはくらいついて、なんとかバットで拾い上げると
打球はセカンドの頭を越えて、外野の前に落ちました。
ついに逆転!8-7!
繋いだ心で繋がった打線で、とうとう岸投手から8点を奪って逆転に成功したのです。
みんなでもぎ取った1点のリードを
みや〜んとマーティンが守りきり
8-7でファイターズが勝ちました^o^
終わってみれば、ルーズベルトゲーム...
ヒーローインタビューで賢介が
「ファイターズは強くなりました」
チーム力が試される展開になり
見事に劣勢を跳ね返して逆転勝利することができた。
2014年のあのときと同じ...
チームが一つになってがむしゃらに戦って勝った。
あそこでしっかり同点打を打ってくれる賢介がやっぱり頼もしいし
みんなの思いを背負って粘ってくらいついたレアードが愛おしい(^^)
優勝を諦めずにくらいついて行く、この若いチームが
私はやっぱり好きだなぁ〜
だから
もう一度、4番中田翔、這い上がって来いよー
ファームで再調整中の増井浩俊も
必ず復活しろよー
そしてそして
膝の痛みが再発して?6/21に再度1軍登録抹消されたコンスケくんも。
一旦1軍に上がったコンスケくんは、ほとんど代打待機状態でベンチにいて
私が横浜に応援に行った試合の後、名古屋で一度スタメンマスク被って
ヒット1本打ったけど、送球は思うようにできず
結局、1週間ほどでまた抹消という形に。
打つ方は、正直、2軍でやることはもう、ないように思う。
けど、もう一度1軍に上がるとき
DHを目指すんじゃなくて、しっかり守りも含めてレギュラーを狙って欲しい。
捕手なのか、どこなのか、私には分からないけれど
もう一度、自分の力で1軍のポジションを掴み取るしかないんだよ。
きっと掴み取る!
思えば、コンスケくんはこれまで順調だった。
もちろん、好調も不調も苦しいこともあったろうけど
私の想像を超えたスピードで、どんどん階段を上って行った。
今は、更に高いところに行くために
力を蓄える、助走の時間だね。
この、面白いチームで、わくわくどきどき楽しい野球をするために
今度は急がず、膝とか傷んだところをちゃんと治して
心と体と技術を鍛えて、揺るぎない力を身につけて
もう一度、自信を持って1軍の舞台に立とう。
頑張れ!ファイターズ〜
頑張れ!中田翔〜増井浩俊〜
頑張れ!近藤健介くん〜
応援していますo(^-^)o