2012年センバツ第7日
健大高崎は、三木投手、神村学園は今日も平藪投手-柿澤投手の継投でした。
試合前には、点の取り合いになるのかな、と思っていましたが
どちらもピッチャー中心によく守ったという印象です。
先制したのは健大高崎。
初回に、立ち上がり制球に苦しむ平藪投手から先頭打者が四球を選ぶと
持ち味の機動力を使ったエンドランを決めてノーアウト1・3塁にチャンスを広げます。
そこで、3番の長坂くんがタイムリーを放ち先制。
更に、バントで1アウト2・3塁にして、内野ゴロの間にもう一人還って2点目。
健大高崎らしさが出た攻撃でした。
その後も、健大高崎は再三ランナーを出し、バッテリーを揺さぶり
神村のキャッチャー中野くんは、神経を使いながらの守備が続きましたが
よく踏ん張っていました。
なかなか追加点を奪えなかった健大高崎に対し、5回、神村は死球で出たランナーを
バント、内野ゴロで3塁まで進めて、2アウト3塁で二河くんがタイムリーヒット。
1点を返しました。
昨秋の神宮大会で観た神村学園は、よく打つチームというイメージがありましたが
今日の試合では、なかなかヒットが続かず、それだけ相手の三木投手が
うまくタイミングをはずして投げていたのかな、と思います。
三木投手は、マウンド上での笑顔が印象的。
今日の投球は、正直あまり制球が定まっていなかったように見えましたが
荒れながらも要所は締めて、神村学園を1点に抑えました。
5回途中から登板した神村の柿澤くんも、力のある速球でよく粘っていましたが
最終回に、エラー絡みでピンチを作ると、死球押し出しで1点を与えてしまいました。
(あれは惜しかった...)
結果は、3-1で健大高崎の勝利。
また、甲子園に♪Be Together〜♪という印象的な校歌が流れました^^
第2試合は、作新学院(栃木)vs鳴門(徳島)。
作新はエース大谷くんではなく、左腕の筒井くんが先発。
鳴門は今日も後藤田くんが投げました。
鳴門が先制して、作新追いつき、また勝ち越し、また追いつき
3-3で、今大会2度目の延長戦(鳴門は2度目@@)になりました。
本当にいい試合でしたね〜まさに熱戦。
作新は、6回に筒井くんから水沼くんに投手交代し、7回からはエース大谷くんが登板しました。
延長10回表、疲れが見えてきた鳴門の後藤田くんは、マウンド上でふーっと息を吹きながら
粘りの投球を続けますが、作新の4番高山くんは、甘く入った球を逃さずスイング。
打球はレフトスタンドへ...貴重な勝ち越し点を挙げます。
後藤田くんはその後も連打を浴びてついに力尽き、小林くんにマウンドを譲りました。
厳しい場面で代わった小林くんが、後続を断ち、1点差で10回裏の攻撃へ。
鳴門は、エラー、ヒット、死球で満塁のチャンス。
ベンチの後藤田くんは、仲間を信じて見守ります...
作新の大谷投手も力投で、三振を奪います。
2アウト満塁となって、打席には7番2年生キャッチャーの日下くん。
今日は、後藤田くんを強気のリードで引っ張ってきました。
その日下くんが、初球を思い切って振り、飛んだ打球は大きくレフトの頭を越えていき
サヨナラの2ベースヒットになりました。
2試合連続延長サヨナラ勝ちの鳴門高校。
本当に粘り強いチームですね〜
作新学院もよく戦いました。
特に、守ってはレフトへの大飛球をファインプレーでキャッチしたり
打っては8回の同点に追いつく攻撃の口火を切るヒットを放って
好守に活躍した羽石くんが印象に残りました。
今日の悔しさをバネにして、また夏に成長した姿を見せてください。
第3試合は、光星学院(青森)vs近江(滋賀)。
この試合は、大差がついてしまいました(T_T)
試合前に突然の降雨があり、開始時刻が少し遅れました。
今日の光星学院の先発投手は、エースNo.の金沢くん。
近江は村田くんが5回を投げ、その後は広瀬くん、山田くん、多賀くんと継投でした。
光星の各バッターの打球が速かったり、浜風が強かったりで、守りにくい部分が
あったと思いますが、近江の守備の乱れが失点に繋がってしまったのは残念でした。
それにしても、今日の光星の中軸打者は迫力がありました。
田村くん、北條くん、武田くんの連打でたたみ掛ける攻撃。
下位打線も、城間くんの3ランHRも出ました。
点差が開いてしまいましたが、近江も諦めることなく、再三チャンスを作りました。
ただ、要所を金沢くんに抑えられ、ホームベースが遠かった...
最終回、4番の藤原くんがホームランを放ち、一矢を報いました。
金沢投手の完封はなくなりましたが、完投はするだろうと思っていたら
最後のアウトだけ、伊藤投手に交代しました。
結局、13-1で光星学院が勝ちました。
