第25回18U世界野球選手権大会、コロンビア戦
ソウルで行われている第25回18U世界野球選手権大会2012は、昨日(9/5)から
第二ラウンドに入りました。
第二ラウンドは、日本、チャイニーズタイペイ、カナダ、アメリカ、韓国、コロンビアの
6カ国の戦いです。
第一ラウンドで戦わなかった国と総当たり戦を行い、その結果と第一ラウンドでの結果で
上位2チームが優勝決定戦に出られることになります。
第一ラウンドの勝敗は、全チームが1勝1敗で横一線。
さて、昨日の第二ラウンド初戦は、日本vsコロンビアでした。
日本の先発投手は藤浪くん(大阪桐蔭)。
この試合は、途中までテレビの生中継で観ていましたが
東京ドームのファイターズの試合を応援に行くため
3回、0-1のところで出掛けてしまい、続きは、今日録画で観ました。
昨日の藤浪くんは、ちょっと力みがあったようで、制球に少し苦しむ場面もありました。
それから、振り回すイメージだったコロンビア打線は、コンパクトに当ててくるバッティングで
リーチも長く、藤浪くんの球をうまく打ち返してきました。
藤浪くんの調子自体、ベストではなかったように見えましたが
相手打者も力負けしないので、バッテリーはとまどいを感じたのではないでしょうか。
初回に、うまくヒットされて、その後バッテリーミスからキャッチャーの森くん(大阪桐蔭)
が三塁へ悪送球してしまい、先制を許しました。
日本の打線は、コロンビアの投手に苦しみました。
球速はさほど速くないのですが、テレビ解説されていた帝京高校の前田監督によると
球が重いように感じるということで、なかなか外野の頭を越したり
野手の間を抜くような打球を打つことができません。
ヒットがなかったわけではありませんが、”あと1本”が出ませんでした。
藤浪くんは、5回にも四球とヒットなどで2点を奪われ降板。
城間くん(光星学院)、大塚くん(九州学院)がその後は無失点に抑えましたが
結局、日本は点を取ることができず、0-3で完封負けとなりました。
優勝を目指す日本にとって、かなり痛い敗戦となってしまいましたが...
昨日、アメリカがカナダに敗れ、韓国もチャイニーズタイペイに敗れたため
昨日の時点では、カナダ、チャイニーズタイペイ、コロンビアが2勝1敗
アメリカ、日本、韓国が1勝2敗という混戦になりました。
コロンビア戦を観ていて、国際試合の難しさを感じました。
相手選手に関する情報がほとんどない中で、手探りで戦わなければならないので
短い時間での対応力が問われるように思います。
それにしても、昨日先発したコロンビアの左腕のピッチャーがナイスピッチングでした。
適度な荒れ具合で、的を絞りにくく、でも四球にはならず
手元で伸びるのか、打っても飛ばない。
コロンビアの代表メンバーの多くは、MLBの下部チームとマイナー契約しているとか...
将来のメジャーリーガーたちなんですね〜
負けたのは残念だし悔しい気持ちはありますが
日本代表メンバーたちにとって、よい経験になったろうと思います。
国内では、決して味わえないことですよね。
さて、優勝するには、もう負けられない状況で臨んだ韓国戦については
「第25回18U世界野球選手権大会、韓国戦」で...^^