まったりスポーツ観戦&応援日記

日々のスポーツ観戦での感想、気になる選手への応援などを書いていきます。

祝☆U18侍ジャパン、アジアNo.1〜2016年第11回BFA U-18アジア選手権

U18侍ジャパンアジア選手権優勝おめでとう!!!

昨日、台湾・台中インターコンチネンタル野球場で行われた決勝戦
予選リーグ、セミファイナルと全勝で決勝戦に臨んだ日本。

対するは、予選で日本に敗れたもののセミファイナルで韓国を延長タイブレイクで倒し
勝戦に勝ち進んできた地元の台湾代表。

完全アウェーの状況で、厳しい戦いになることは予想されました。

いざ、試合が始まると
予想通り、1点を争う手に汗握る展開になりました。

日本の先発投手は作新学院の今井達也くん。
予選のときにも台湾戦で先発しました。
本調子とはいえない内容ながら、要所を締め、5回途中まで無失点に抑えていました。

昨日の決勝戦でも、まだ少し制球に苦しむところもあり
本調子とはいえなかったかと思いますが
ランナーを背負っても要所を締め、バックの好守にも助けられて5回無失点。

打線は、台湾代表先発のチャン投手に苦労しました。
右のアンダーハンドから投げ込むスライダー。
特に右打者にとって、真ん中から外へ逃げていく球がやっかいでした。

5回を終えて両チームとも得点なし。
最早、1点取った方が勝ち、という雰囲気が漂い始めていました。

そんな中、日本は今井くんに代わり広島新庄の堀瑞輝くんがマウンドへ。
前回の台湾戦と同じ継投になりました。

そして、堀くんの快投再び!

台湾のクリンアップを2三振を含む三者凡退に切り
日本によいリズムをもたらしました。

その裏、今大会ラッキーボーイとなっている敦賀気比の林中勇輝くんの打席。
一塁ファウルフライを相手のファーストが捕り損ねると、その後四球を選び出塁。
続く作新学院の入江大生くんも粘った末に四球で出ます。

そこで、台湾はウォン投手にスイッチ。
前回の日本戦で先発したピッチャーです。

苦しんだチャンくんが代わったことで、日本にチャンスがくるのか......

履正社の寺島成輝くん内野ゴロの間にランナーがそれぞれ進塁。
ただ、2アウトに。

なんとか1点を...

日本の願いを背に打席に入ったのが、智辯学園の納大地くんでした。

納くんは、大会途中まで1番を打っていましたが
韓国戦から8番に下がり、悔しい思いもあったと言います。

なんとか1点を...

プレッシャーのかかる痺れる場面。

そんな中、納くんがやってくれました!

思い切り引っ張った当りがライト前に抜けて行き
ラッキーボーイ林中くんがホームを駆け抜けて
待望の1点〜〜〜

日本中が(^^)歓喜に沸いた瞬間でした。

その1点を、堀くん-九鬼くんバッテリー中心に堅い守りで守りきり
1-0で日本が勝利、優勝を決めました。

アジア完全制覇!侍ジャパンU-18代表が1対0で地元チャイニーズ・タイペイを下して全勝優勝!! 〜侍ジャパンオフィシャルサイト
http://www.japan-baseball.jp/jp/news/press/20160904_4.html


大会を通じて、日本チームの投手力と内外野の好守備が目立ちましたね〜^^

なかなか得点するのが難しい国際大会。
特に日本の高校生は、普段木製バットを使っていないので
まずその対応に苦労します。

なので、やっぱり投手力と守備力、そして少ないチャンスを得点に結びつける
バントや機動力が必要なんですね。

そういう意味で、今回のメンバーはとてもバランスがとれたよい選出だったと思います。
投手陣当たり年ともいえる今年の3年生世代。

そして、全員ショートを守れるという鉄壁の内野陣。
そんな中で、代表のショートポジションを守り抜いた
中京大中京の佐藤勇基くんの動きが光っていましたね〜

解説の渡辺さんもおっしゃっていましたが
最初の一歩が速くて正確。なので、難しい当りもさりげなく裁いている。
ファインプレーに見えないところが実は凄い!

佐藤くんは進学希望だという噂ですが...
このままファイターズに来てもらって、賢介や卓ちゃんの後継者に...
な〜んて勝手に思ってしまうのでした。

そして、万全だった投手陣の中でも
一際輝いていたのが、堀くんでした。

あまり経験がなかったというリリーフ登板。

自分のチームでは、常にエースだったのだからそりゃそうよね。

しかも、予選の台湾戦、セミファイナルの韓国戦と
ピンチを背負った緊迫した場面での登板。

それでも、力むことなく自分のピッチングをして抑えてくれた。

変則気味左腕から投げ込む最速147キロの速球。
そして、切れのよいスライダー。
厳しいマウンドでも、笑顔を見せるハートの強さ。

ファイターズファンの私には、堀くんの背中が宮西投手と重なって見えました^^;

今のままでも、短いイニングならプロでも抑えられそう...

そんな風に感じさせるナイスピッチングでした。

堀くんはプロ志望という噂で...
ファイターズに来てもらって、みや〜んの後継者に...
な〜んて期待してしまうけれど

でも、高卒ピッチャーはやっぱり将来のローテ投手、エース候補として
大きく育てて欲しいかな......

神奈川の星、松井裕樹投手にも、やっぱり抑えじゃなくてエースになって欲しいと
今でも思ってるし。

堀くん、ファイターズとご縁があったらいいな〜〜〜
と、勝手に願ってしまうのでした。

今大会、横浜の藤平尚真くんの出場機会があまりなくて
ちょっと残念でした。

たぶん、投手としては、最後の切り札として
もしも延長タイブレイクに突入したら、力で三振奪える藤平くんを投入したい
そんな思惑でとってあったんじゃないかな、と想像しておりますが

打者としては、ヒットこそなかったものの
予選の台湾戦での先制点を叩き出したショートへのゴロ。
あれは、解説の渡辺さんも褒めていましたが、私も執念の一打だったと思います。

1アウト2・3塁で、スクイズじゃない場合
最低でも犠牲フライか内野ゴロで1点を取りに行く場面。
得点できない三振と浅いポップフライだけは避けなければならない場面。

とはいえ、プロでも三振してしまったり最低限ができずに
結局無得点に終わって、チームの流れを悪くしてしまうことがあります。

なので、あのショートゴロは値千金の先制打だったと私は思います。

あの1得点があったから、続く林中くんは思い切って次の初球を叩くことができたと
チームによい流れを持って来た貴重な打点だったと思います。

その後も、ヒットエンドランでは何が何でもゴロを打つ気持ちで
しっかりと前にゴロを打っていました。
さすが藤平くん、横浜高校クオリティだと(^^)感じました。

もちろん、エンドランでヒットが出ればもっとチャンスを広げられる。
でも、ランナーがスタートきっているところに空振りやフライやライナー打ってしまうと
最悪ダブルプレーでチャンスを潰してしまうことになる。

前にゴロを転がして、最低でもランナーを進める
大切なチームプレーでした。

それでも、たぶん本人の中では不完全燃焼な部分もあったろうな、と思います。
もっと投げたかっただろうし。

私も、もっと藤平投手を見たかったけれど...

でも、藤平くんが後ろにいてくれたから
安心して、他の投手たちを行けるところまで投げさせることができたんだと思うよ。

小枝監督も話していましたが
この優勝はチーム全員で勝ち取った優勝。

みんな、本当におめでとう〜

日の丸背負って全力プレーで感動をありがとう!

そして、お疲れさまでした。

これからは、次のステージへ進んで行くと思いますが
みんなの益々の活躍を楽しみにしています。

これからも頑張れ!U18の若き侍たち〜