まったりスポーツ観戦&応援日記

日々のスポーツ観戦での感想、気になる選手への応援などを書いていきます。

勝手にエールto吉川光夫投手〜輝く姿を見たい!

昨年(2012)、ファイターズをリーグ優勝に導き、リーグMVPに輝いた吉川光夫投手が
苦しんでいます。

一昨日(8/18)のホークス戦でも、4回途中で交代を告げられ
3・1/3イニングを3失点で、チームは敗れ、今季11敗目となりました。

試合後、監督のコメント
「悩んでしまっているように見えるよね。あれだけ走者を出し続けては
何も残らない感じだったし、何か手を打たなければいけない。
あいつがしっかりしないとチームは前に進まないので、間を空けた方がいいのか考えます」
・・・・・・

一旦抹消してくれるのかな...と思いましたが、昨日の段階では抹消はありません。

どういう風に手を打ってくれるのかな...


7/5......
チームは、東京から福岡に渡る鷹の祭典での連夜の長時間ゲームを
なんとか3連勝で札幌に戻るも疲労困憊。

この試合に先発した吉川くんは、オリックス相手に6回2失点と粘ったものの援護は1点で
リリーフ陣が更に点差を広げられて敗戦...
吉川投手6勝6敗と勝ち負けが並んでしまった日。

あれから、吉川投手は一度も勝つことが出来ないまま、自身6連敗で、6勝11敗...


11敗って......


繊細な吉川くんは、この数字にどれだけ傷ついているだろう。


6勝6敗となった時点で、悔しさとかもどかしさとか焦りとかあったろうと思います。

それが7敗になった日、ファンの私もかなりのショックでした。

吉川くんが7つも負けて、負け越しなんて...(>o<)


あの時点で、チームとして、吉川投手にどんな対策をしたんだろう。

プロなんだから、自力で分析修正して、立ち直らなければならない。

そうなのかもしれないけれど

けど、だとしたら、指導者って、なんのためにいるのかな。
這い上がってくるのを見守るだけなのかな。


この不調は、もはや、何か一つの原因ではないだろうと思っています。
吉川くん自身が、自力で修正すれば立ち直れるんなら、もう立ち直っているはずだと。

きっと、フィジカルもメンタルも、複合した要因が重なって
吉川くんは、自信を持ってマウンドに立つことができなくなっているし
魂のこもった全力投球をできなくなっている。


吉川くんが、1年間ローテーションを守って働いたのは、昨年が初めてでした。

今年は、ローテションピッチャーとして、実質2年目。

2年目のジンクス」という言葉がある通り
活躍した翌年というのは、いろんな面で難しくなると思います。

体の変化、疲れ、相手による研究・対策...

前年と同じでは、なかなか勝ち続けることはできない。
進化しなければならないと、吉川くんも語っていました。

華々しい活躍をした吉川投手の昨シーズンは
日本シリーズでの2敗という結果で終了しています。

その時点で、肩・肘の違和感があったという吉川投手にとって
フィジカル面での不安を残したままでのオフだったと思います。

そして、メンタル面でも、最後にチームを日本一に導くことができなかった
責任を感じていたと思うし、ピッチャーとしての自分の力を
絶対的に信じる気持ちが、少し揺らいだ状態でのオフだったかもしれません。


輝いた昨年の自分。
初めて感じた体の不安。
今年も、やれるんだろうか...という不安。

でも、やらなければ!
自分は、チームを引っ張る存在になったんだ...


そんな風に感じていたかどうかは分かりません。

ただ、不安と責任を抱えた状態で昨オフを過ごし
今春のキャンプを迎えたんだろうな、と思います。

そして、肩・肘をケアしながらキャンプ、オープン戦を過ごし
正直、万全とはいえないまま、開幕を迎えました。

序盤での吉川くんは、投げ込み不足、と感じることが多かった。
本人も、だんだんと上がってくれば、と話していました。

それでも、投げるごとに状態は上向いて行ったように見えました。

名古屋ドームのドラゴンズ戦で足がつって降板したのが、ちょっと気がかりではありましたが

交流戦の頃には、昨年の吉川投手が戻ってきた!と思えるナイスピッチング。
もう、大丈夫...と思いました。

ところが、QVCマリンでのマリーンズ戦で、再び足がつって降板...

あれは、本人もショックだったんじゃないかな...

前につったときから、それなりに対策は講じていたはずで
にもかかわらず、またつってしまった。
何がいけなかったのか...どうしたらよいのか...

周囲からのアドバイスも参考にして、更なる対策をしただろうと思います。

ただ、それでも、どこか不安を抱えたままだったり
繊細な吉川くんが、これまでとは違う対策をして
自分なりな投球のルーティンを変えることで
投球のリズムが崩れてしまい
自分のピッチングができなくなってしまったり

そんなことはなかったでしょうか...

たとえリズムが崩れても、だんだん慣れてくれば大丈夫かもしれないけれど

慣れる前に、負けが増え、チームも自分も勝てない状態が続けば
早くなんとかしなければ、と焦りも募る。
そうこうする間に、技術的にもおかしくなって、どこをどうすればよいのかぐちゃぐちゃ...

そんなことはなかったでしょうか...


本当のところ、吉川投手に何が起っていたのか
今、どんな状態なのか
私には分かりません。

でも、今、11という負け数が吉川くんを追い詰めているだろうな...と想像はできます。

負けが重なるごとに、その数字が一層重くのしかかっていると思います。


「あいつがしっかりしないとチームは前に進まない」ならば
もう、だいぶ遅い気がするけど、早くよい方向へ行けるように手を打って欲しい。


吉川くん自身が自分を見つめ直し
もう一度這い上がるために努力することは、もちろん必要だけど

チームとしても、吉川投手を柱として育てなくちゃならないでしょう。

そのために、どうするのが最善なのか
苦しむ吉川くんをしっかり支えて欲しい。


昨年の活躍を受けて、チームは吉川くんをエース級として扱い
チームが連敗中のときは連敗ストッパーとして期待し
中継ぎ陣が苦しいときは、完投を期待し

吉川くんも、それに応えようとしました。

けど、吉川くんは、まだ、実質2年目のガラスの自信で...
しかも、いろんな不安を抱えたままでのシーズンになっていて

球が変わったから抑えられないのか、とか
(吉川くんには、球は関係ない!と思うよ)


期待に応えようとするけれど、思うように投げられない。

そんな風にもがいて、苦しそうな吉川投手がマウンドにいます。


甘いかもしれないけれど


ちゃんと引っ張り上げて、技術的な問題、体の不安、心の不安、など解決していって
自信を取り戻させることができれば
絶対、ファイターズのエースになる投手でしょう!


今、もがき苦しんでいる吉川投手が、一日も早くトンネルを抜けて
もう一度、マウンドで輝く姿を見せてくれることを
心から祈っています。