まったりスポーツ観戦&応援日記

日々のスポーツ観戦での感想、気になる選手への応援などを書いていきます。

後味の悪いミスジャッジ

栗山監督怒!審判に「退場にしろよ!」〜日刊スポーツ
http://www.nikkansports.com/baseball/news/p-bb-tp0-20121102-1041137.html
危険球は「木の音がした」〜日刊スポーツ
http://www.nikkansports.com/baseball/news/f-bb-tp0-20121102-1041091.html
ブーイングも加藤「必死でした」〜日刊スポーツ
http://www.nikkansports.com/baseball/news/f-bb-tp0-20121101-1041088.html

ゆうべ行われた2012年プロ野球日本シリーズ第5戦でのこと。

バントしにいったジャイアンツの加藤選手に、多田野投手が投げた球が
危険球と判定されて、多田野投手が退場になりました。

テレビ中継で試合を見ていましたが
最初、実況席でも解説の古田さんがファウルと言っていて
全然、おおごとじゃなく、普通にファウル...って思っていたら
よけた加藤選手が頭を抱えて倒れ込んでいて
原監督やトレーナーの方が駆け寄って

どうしたんだろうと
テレビで何度もスローVTRが流れました。

で、実況席では
ボールがバットをかすっていき、打者には自分のバットが当たったようだけど
大丈夫、問題ない、という会話がされていましたが

主審や原監督、加藤選手がなにやら言葉を交わした後
加藤選手がフラフラと立ち上がって、1塁に向かい
???と思っていると、多田野投手が退場を告げられベンチへ...

で、栗山監督が猛抗議をしましたが結局判定はそのまま。
危険球退場となりました。

私はその後、録画してあったその場面を何度か見てみましたが

ボールがバットをかすって方向がちょっと変わり、鶴ちゃんが出したミットが
届かなかった。
ボールがかすった勢いでバットが打者のヘルメットのつば辺りに当たった。

私にも(夫にも)あれはファウルだったように見えました。

当初主審は危険球退場のジャッジをしていませんでした。
加藤選手が頭を抱えて倒れていたところに原監督やトレーナーの方が来て
主審と何か言葉を交わし、加藤選手がヘルメットを指さして何か話して
それから危険球退場となりましたね。
だから、あれは選手の話を受けてのジャッジだったように見えてしまいました。

なので、日刊スポーツに書かれている鶴ちゃんが見聞きしたこと
「何かに当たっていた。ヘルメットだったら『カツン』というけれど、木の音がした」
球審の判定が「最初はファウルだった」というのが真実だったと思います。

ファイターズにとっては、やりきれないミスジャッジでした。

その後、加藤選手が打席に立ったとき、札幌ドームに大ブーイングが起きました。

あのブーイングは、勝ち負け関係なく、もしファイターズが優位に立っていたとしても
起きたでしょう。

札幌のファンは、普段あまりヤジなどもなく、相手選手にも敬意を払う温かいファン。
今季限りで引退したホークスの小久保選手への小久保コールは、とても印象に残っています。

そんな札幌のファンがあそこまでのブーイング...

監督や選手たちはあれ以上抗議することができず呑み込むしかないけれど
オレたちわたしたちはあんなの認めない。
という抗議の声だったと思います。

日刊スポーツの記事に、加藤選手は、以前頭部に死球を受けたことがあり
恐怖を感じていたという談話がありました。
もし、本当にあのとき何が起きたのか分かっていなかったのなら
ブーイングは気の毒だったかもしれないけれど
あの場では、”ボールに当たっていないのに当たったと言った”ようにしか
見えなかったから。

私は、勝ち負けも大事だけれど、日本シリーズでは(シリーズに限らず)
力と力の真剣勝負を見たい。

もうあんなことは起きないように。
よい試合を見せて欲しいです。


それにしても......異様な雰囲気になってしまったのはあるけど
ファイターズ投手陣、加藤選手を抑えて欲しかったなぁ(T_T)