2012秋の神奈川県大会準決勝〜その一〜
昨日(10/6)、2012年秋季神奈川県大会準決勝2試合が行われました。
来春のセンバツ出場に向け、大切な関東大会への出場権をかけた2試合。
ということで、保土ヶ谷まで応援に行って来ました。
横高や桐光が既に敗退していたからと、ちょっと油断して第一試合開始時刻
ギリギリに着くつもりで出掛けたら、バスが渋滞にはまって少し遅れてしまいました。
ネット裏は既にほぼ満員。
平学、相模が3塁側だったので、やや3塁側の空席を見つけて座りました。
第一試合、横浜隼人vs平塚学園。
隼人には好印象を持っていますが、この大会では横浜高校、桐光学園を破ってきた
平塚学園に、優勝して関東に行って欲しいな、と思っていました。
平学のエース、熊谷投手が、県外でも活躍する姿を見てみたかったから...^^
昨日は、デジカメを持っていかなかったため、写真は携帯電話のカメラで
とっても残念な画質になってしまいましたが...
平学の先発投手は、熊谷拓也くん(2年)
隼人の先発投手は、横田将太郎くん(2年)
打席に立つ熊谷くんも撮ってみました(打撃もいいんですよね^^)
この試合は、両投手の好投で、予想通りの接戦になりました。
前半は、本当に素晴らしい投手戦でした。
中盤、隼人は左腕横田くんから右腕内藤くんにスイッチ。
平学は、熊谷くんが投げ続けましたが、だんだん疲れからか?ヒットを浴び
毎回ピンチを背負う苦しいピッチングが続きます。
でも、粘り強く7回までは無失点に抑えていました。
8回表、隼人はノーアウト満塁のチャンス。
それでも、熊谷投手が気迫の投球で得点を許さないまま、ツーアウト満塁まで
頑張ります。
続く5番伊藤くんを2ストライクまで追い込み、力を振り絞るように投げた球が
惜しくもボールの判定...
もし、あれがストライクだったら、三振で切り抜けていたところでしたが
その後、変化球をうまくレフト線に打ち返され、走者一掃タイムリー2塁打を
浴びてしまいました。
打った伊藤くんが素晴らしかった。
逆転された平学は、8回裏に1点を取って1点差に迫り、希望を繋ぎますが
熊谷くんは、9回表にも内藤くんにソロホームランを浴びて
4-2と隼人がリードを広げ、これで試合は決まったか、と思いました。
ところが、9回裏、平学はヒットと相手守備の乱れもあって、2得点。
4-4に追いつき、更にサヨナラのチャンス。
でしたが、攻めきれず、試合は延長戦に入りました。
隼人のピッチャーは、内藤くんから一旦橋本くんに代り、再び内藤くんへ。
平学は、熊谷くんが投げ続けました。
延長10回の裏、平学は1アウトランナー3塁のサヨナラのチャンス。
でしたが、ピッチャーゴロの当たりに3塁ランナーが飛び出してしまい
三本間に挟まれ、アウトに。
2アウトランナー1塁となり、平学に傾きかけた流れが途切れ
続く熊谷くんが凡退、サヨナラを逃すと、流れは隼人に移ったようでした。
10回裏のサヨナラを逃してしまった平学の熊谷くんは
11回に力尽きてしまったようでした(T_T)
連打を浴びて2失点。
その裏平学は得点できず、6-4で隼人が接戦を制し、決勝&関東大会進出を決めました。
素晴らしい試合でした!
あの場にいた人たち、みんな感動していましたね...^^
両者とも、関東大会、そしてセンバツへの切符を目指し、全力で戦いました。
隼人打線は、迫力がありましたし
横田、内藤両投手は、ナイスピッチングでした。
逗葉戦で観た内藤投手は、制球に苦しんで不安があったように思いましたが
昨日は、特に2度目のマウンドに上がったときには、気迫の投球でした。
平学は、あと1本を打つことができませんでした。
そして、3時間を超える熱戦を一人で投げ抜いた熊谷投手。
神奈川新聞の記事によると、162球投げたそうですね...
ナイスファイトでした!
毎回、マウンドへ上がる前に、足をストレッチしていました。
平学のセンバツへの夢を、その背中に背負っているようでした。
昨日は力尽きてしまったけれど、いいピッチャーだなぁ...
神奈川には、松井くんだけじゃないよって、熊谷くんに全国デビューして
欲しかったなぁ...
桐光も平学も、素晴らしいエースがいます。
だから、とてもワクワクします。
この冬、両エースとも更にバージョンアップして
一方で、エースが投げられない試合を任せることができるピッチャーも育てて
それぞれ打線もパワーアップして、守備も磨いて...^^
来年の夏に向けて競ってくれることを期待しています。
長くなってしまったので、第二試合については
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