まったりスポーツ観戦&応援日記

日々のスポーツ観戦での感想、気になる選手への応援などを書いていきます。

心に残る投球・・・昨日の涌井投手

昨日のCSファイナルステージで素晴らしい投球を見せてくれた西武の涌井秀章投手。

昨日のテレビ中継で、涌井投手が25歳と紹介されて、解説の大島さんも驚いていましたが
私も「あれ、まだ25だったんだ」とびっくりしました。

決して、涌井投手の風貌が25歳に見えないというわけじゃなくて(^^)
もう随分長い間、ライオンズの中心選手として活躍をしているので
入団から10年くらい経ってそうな気がしていた、ということです。
(大島さんが驚いたのも、そういうことだと思います)

ライオンズに入団したのは、2005年。
高卒ドラ1で、日ハムのダルビッシュ投手と同期。

この二人の活躍は、ホント、普通じゃありませんでした(@o@)。

高卒ルーキーが1年目から1軍で投げる、というのがそもそも凄いけれど
2年目からは、先発ローテーション入りして、二桁勝利を挙げて
3年目にはチームの柱になっていた。

思い起こせば、北京オリンピックの日本代表に選ばれていたし
WBCサムライジャパンにも選ばれていました。

二人とも、10代の頃からガンガン活躍していたので
入団7年目だけど、もう10年くらい経ったような印象があるんですね(^_^)。

涌井投手とダルビッシュ投手。
プレースタイルや気持ちの出し方は対照的な気もします。

涌井投手は、秘めたる闘志。
マウンド上では常にポーカーフェイス。
落ち着いた雰囲気で、大人の投球に見えます。

ダルビッシュ投手は、闘志を前面に出す感じ。
マウンド上では、比較的感情を表に出す印象。
時に吠えたりもするし(^^)。

ただ、どちらも、マウンドに立つとオーラがあります。
そして、そのオーラの陰には、人一倍の努力...

昨日の涌井投手は、いつものようにポーカーフェイスではあったけれど
凄く気迫がみなぎっていました。
絶対抑える!っていう気持ちが伝わってきました。

10回まで投げ合った、ソフトバンクの杉内投手の投球も、気迫溢れていました。

昨日の両投手が、お互いに素晴らしかったので、二人ともあそこまで投げられて
(監督も二人を代えることはできませんでした)
そして、二人とも10回に力尽きた...のでしょうか。

杉内投手は10回表に連打で1点を与えると、マウンド上で両手をひざに置いたまま
もう顔を上げることもできなくなりました。
そのまま、抱えられるようにベンチへ戻り、タオルに顔を埋めてしまいました。

涌井投手も、10回裏に2本のヒットで同点に追いつかれ...

(一言だけ西武贔屓で言わせてもらえば、長谷川選手への投球、ストライク三振OUT
だった気がしました...涌井投手は、ボールの判定に少しも表情を変えませんでしたが
テレビ観戦していた夫と私は同時に「えぇ−!?」と叫びました^_^;)

長谷川選手に打たれた打球の行方を呆然と見送っていた涌井投手...
その後、珍しくマウンド上でがっくりと力を失い
やはり両手をひざに置いてかがみ込んでしまいました。

もう何年も、プロの厳しい世界で、第一線で戦ってきた二人の投手が見せたあの姿が
昨日から心に残って離れません。

私の気持ちとしては、昨日の二人に勝敗なんてつけられない。
二人とも素晴らしかった!凄くカッコよかった!

でも、勝負の明暗は分かれ、ライオンズは敗退しました。

プロの投手なので、結果が大切でしょう。
数字も大切でしょう。

ただ、昨日の試合の両投手の投げ合いは、勝敗に関係なく
私の心に刻まれ、ずっと残るだろうな...


ダルビッシュ投手が、少し前に、勝ち星の数より投球内容へのこだわりを話していました。
私はダルビッシュ信者ではありませんが(^^;)その話には共感を覚えました。

最多勝を取る(取らせる)ために、勝ち星がつきそうな場面に少しだけ投げての1勝...
1回から9回まで、気迫の投球で抑えてきたものの、最後の最後に1点を与えての1敗...

今のシステム、今のプロとしての評価は、1勝>1敗になるのでしょう。
でも、私の心に残る投球は...

チームの勝利は大切。選手はそのために頑張る。
でも、私が好きな心がしびれる野球は、勝ち負けだけじゃないなぁ...

なんて考えている私は、まだ昨日の試合を引きずっているだけでしょうか...(T_T)。


絶対に負けられない試合っていうのも、確かにあるわけで
オリンピックやワールドカップ予選のように、内容はともかく、結果が必要な場合もあります。

内容もよくて、勝利に繋がれば、それが何より!(当たり前)

これからも、好きな選手やチームの応援続けていきます。

涌井投手、お疲れ様でした。