熱投延長13回!広陵vs済美〜2013センバツ2回戦
2013年春のセンバツ甲子園大会は、今日で5日目。
今日も、球史に残るような熱戦がありました。
第一試合、広陵vs済美。
先発した下石くんと安楽くん、両投手の素晴らしい投球で投手戦になりました。
広陵の3年生エース下石くんは、内野手もやっていたそうで、140キロ台の速球と
変化球をコントロールよく投げ分ける投球。
済美の2年生エース安楽くんは、右の本格派、2年生ながらMAX152キロ出てたかな@o@
力のある速球を中心に、キレのよい縦のカーブや変化球も織り交ぜ、相手を翻弄。
試合は、済美が3点リードで迎えた9回表、広陵が疲れの見えた安楽くんを捉え同点に。
そして、試合は延長戦に突入...
その後、お互いによく守り、得点できず、13回に。
13回裏、2アウト満塁、済美サヨナラのチャンスで、バッターボックスには金子捕手。
フルカウントから思い切り叩いた当たりは、ファースト正面へ。
打球がファーストのミットを弾いて、その間に3塁ランナーがホームに還りサヨナラ。
最後の当たりは、ヒットと記録されました。
好試合だったので、押し出しとかワイルドピッチとかエラーで決まらないといいな
と思いながら観ていたので、ヒットで終わったのはよかったと思います。
本当に、両チームともよく戦いました。
両投手とも、最後まで投げ抜きました。
安楽くんは232球とのこと。下石くんも、200球は越えていましたね。
二人とも、本当によく頑張った!と拍手を送ります。
ただ、その一方で、まだ育ち盛りの高校生に、しかも春先に
こんなに投げさせてしまってよいのだろうか。
そんな気持ちにもなります。
特に、安楽くんは、新2年生。
ということは、まだついこの間までは1年生だったんだよね。
あの本格派の投げ方で、9回くらいまではほぼ全力投球してました。
さすがに、延長に入ってからは、ストレートの力が落ちたのもあったのか
変化球を中心に組み立てていましたが、それでも、終わってみれば232球...
この試合だけで終わりならまだしも、勝って、また次の試合に投げさせるとすると
肩や肘を壊してしまうんじゃないか、と心配になります。
新2年生とは思えない素晴らしい体格。
試合終了後のインタビューでも、新2年生とは思えないしっかりした受け答え。
こんな素晴らしい投手、金の卵の登場に、わくわくするとともに
大事に育てて欲しいという気持ちになりました。
もうそろそろ、高校野球でも、球数制限取り入れたらよいんじゃないのかな。
球史に残るような好ゲームに感動しながらも
そんなことを思った試合でした。
広陵の皆さん、素晴らしい粘り、最後まで諦めない強い気持ち、ナイスファイトでした!
また、夏に向かって頑張れ!
両校の皆さん、よい試合をありがとうございました。