まったりスポーツ観戦&応援日記

日々のスポーツ観戦での感想、気になる選手への応援などを書いていきます。

高校野球日本代表、準優勝おめでとう〜第26回IBAF18Uワールドカップ

昨日(9/8)第26回IBAF18Uワールドカップ2013@台湾は、最終日、順位決定戦が行われ
日本代表は、アメリカ代表と決勝戦を戦いました。

ナイスゲームでした!

昨年の日本vsアメリカの試合は、後味の悪い残念な試合になってしまいましたが
昨夜の試合は、1点を争う息詰まる投手戦で、世界一を決めるに相応しい試合でしたね〜

日本の先発投手は、松井くん(桐光学園)。
今大会、日本のエースとして、開幕試合、二次ラウンド初戦と大切な節目の試合を任され
勝戦のマウンドにも上がりました。

昨夜の松井くんは、今大会1番の内容だったように思います。
ストレートも走っていたし、スライダーの切れもよかった。
心配だった立ち上がりも、低めを意識して丁寧に投げているのが伝わってきました。
四球の数も少なかった。
持ち味の三振も多く、アメリカ打線は苦しんでいました。

ただ、アメリカ打線も決して大振りをせず、球に逆らわないバッティングをして
途中から、松井くんのスライダーを振らなくなりました。

初めての対戦で、あのスライダーを振らないのは、ホントに難しいことだと思いますが
徹底してスライダーを捨て、ストレート狙いになってましたね。

なので、最後は、ボールになるスライダーじゃなくストライクになるスライダー投げ込んでも
相手は見逃してくれるんじゃないか、とも思いましたが
強気なバッテリーは直球勝負を挑んだ。

でも、それもまた清々しかったかも...^^

相手の先発AIKENくんは、上背のある左投手。
ストレートは速く、スライダーも落ちる。
日本の、特に左バッターは苦戦しました。

先制したのは日本。
5回、森龍馬くん(日大三)が気迫の死球で出ると、バッテリーミスで進塁。
続く竹村くん(浦和学院)も四球で1・2塁に。
その後2アウトになりましたが、熊谷くん(仙台育英)がしぶとくセンター前に
ゴロで抜けて行くタイムリーヒットで1点!

更に相手の牽制ミスもあり、チャンスが広がりましたが
森友哉くん(大阪桐蔭)が三振に倒れてしまいました。

待望の1点を取った日本でしたが、直後のアメリカの攻撃で
ヒット2本で1アウト1・3塁のピンチを招くと
続く打者は、セカンドゴロ。
打ち取った当りでしたが、ダブルプレー崩れの間に3塁ランナーが生還。
同点にされ、振り出しに戻りました。

6回、2アウトを取った後、ツーベースヒットでランナー2塁。
松井くんのスライダーを振らなくなった打者に粘られ、最後、ストレートを投げて
打たれた当りは詰まりながらもセンター前にポトリ。
球威では勝ったけれど、結果ではやられた形となり
2アウトだったのも相手に有利に働いて、セカンドランナー生還、逆転を許しました。

直後の7回表、日本は先頭の森龍馬くんが見事なセンター返しでヒット。
このランナーをなんとしても進塁させたいところでしたが
続く竹村くんがバントを試みるもファウル...
2ストライクに追い込まれても、スリーバントしに行きましたが、痛恨の空振り(>o<)
飛び出した森くんが1塁で刺されアウトになり、ダブルプレー...

嫌な流れになりそうな7回裏、先頭打者にヒットを打たれたところで松井くん降板。
山岡くん(瀬戸内)に後を託しました。

今大会、とても安定したピッチングを見せてきた山岡くん。
でしたが、やっぱり緊張で堅さがあったのかな...

いきなり、まさかの暴投で、ランナーの2塁進塁を許すと
アメリカチームはしっかり送りバントを決め、1アウトランナー3塁へ。
苦しいマウンドの山岡くん。

続くバッターをサードゴロに打ち取り、渡邉くん(東海大甲府)の好守備で2アウト。

なんとか踏ん張りたかった山岡くんでしたが
続くバッターが、左打席から叩きつけた当りが大きくバウンドして
セカンド奥村くん(日大山形)の必死のダイブも届かず...ライト前に抜けてしまいました(ToT)

再び勝ち越された日本。

でも、まだ諦めません。

8回表、アメリカのピッチャーが右腕のORTIZくんに交代すると、先頭の熊谷くんが四球で出塁。
続く森友哉くんに期待がかかりましたが、レフトファウルゾーンへの大きなフライを
アメリカのレフトHASELEYくんが、スタンドの金網ギリギリでジャンプしてキャッチ。

悔しいけれど、敵ながら素晴らしいプレーでした。

ファインプレーに阻まれ、追い込まれた日本でしたが
熊谷くんが果敢に2塁へ盗塁を決め、内田くん(常総学院)は三振に倒れましたが
園部くん(聖光学院)が、150キロほどのストレートを気合いで打ち返した当りは
ピッチャーの横を抜けていき、俊足の熊谷くんは一気にホームへ!
1点差に迫りました。

その裏、山岡くんは本来の投球を取り戻し、三者凡退に抑え
最終回の攻撃を迎えます。

この日、先発した左腕に苦しんでいた奥村くん。
右ピッチャーに代わって、本来の巧打を見せて欲しい。
甲子園で見せてくれた、あの気持ちで持って行ったヒットをもう一度...

と願いましたが、惜しくも三振...

森龍馬くんも、粘りましたが三振に倒れ、いよいよ追い込まれた日本。

でしたが、この日9番に入っていた竹村くんが死球で出て希望を繋ぎます。

打席には、今大会ずっと1番を打ってきた吉田くん(北照)。
竹村くんが、勇気を持って2塁へ走ります。

1ヒットで同点の場面となり、「自分が決めてやる」って思いが強すぎたかな...

最後は、落ちるスライダーに空振り三振。
アメリカの優勝が決まりました。

あと一歩...届かなかった。

日本は、初回、先頭の吉田くんがヒットで出たところで
バントで送ることができず、結局ダブルプレーでチャンスをつぶしてしまい
7回にも、バント失敗でダブルプレー

アメリカが決勝点を奪った場面では、ノーアウト1塁で日本のバッテリーミスが出て
ランナーを進めてしまい、その後アメリカはしっかり送りバントを決めたため
3塁ランナーがゴロヒットでも余裕で生還することができました。


アメリカチームが日本より、一度だけ多く、チャンスを得点に結びつけた。


でも、ミスを責めることはできないなぁ。

彼らは、高校生ながら日の丸を背負って戦ってくれました。

初めての世界一、という目標に向かって
周りの期待も受けながら
あの決勝戦のグラウンドに立ち

平常心で戦うことの難しさ。

そして、急造チームだから、どの国も連係プレーなど充分に練習できたわけじゃないだろうし
まして、バッテリーは、本当に大変だったと思う。

それを思うと、みんな本当によく頑張りました!

悔しい気持ちはあるけれど
最後まで、優勝争いをしてくれた高校日本代表チームの皆さんに
心から、ありがとう&お疲れさま!

2年生は、また来年に向けた戦いが始まります。
この大会での経験を糧にして、更に飛躍してください。

3年生は、本当にお疲れさまでした。
代表に選ばれた選手の皆さんは、きっとこれから上のステージで野球を続けることと思います。
また、どこかで勇姿を見られることを楽しみにしています!

頑張れ!高校日本代表のみんな〜
準優勝、おめでとうございました!