祝☆前橋育英優勝〜2013夏の甲子園
今日(8/22)、2013年夏の甲子園大会決勝戦が行われ
群馬代表の前橋育英が、宮崎代表の延岡学園を4-3で破り、初出場で初優勝を決めました。
前橋育英の皆さん、優勝おめでとうございます!
1点を争うナイスゲームでした。
先発投手は、前橋育英の2年生エース郄橋光成くんvs延岡学園の3年生エース横瀬くん。
二人とも、昨日の準決勝を完投しての連投となりました。
テレビの画面を通しても、疲労の色が見えましたね。
特に郄橋投手は、準々決勝の常総学院戦でベンチスタートだったものの
それ以外は、すべて一人で完投。
今日の決勝戦序盤は、表情も苦しそうで、足元もふらついているように見え
4回に3点を失ったときには、もう投げられないんじゃないか、と思いました。
でも、すぐに味方が同点に追いつくと
勇気が湧いたのか、プラスアルファの力が出て来たように感じました。
どちらが先に次の追加点を取るか
どちらが流れを掴むのか
分からない展開でした。
7回、前橋育英は好調土屋くんの3塁打でチャンスを作ると
キャプテン荒井くんがタイムリーヒットで「次の1点」は前橋育英に入りました。
でも、延岡学園もそれ以上の点を許さず
1点差のまま、最終回を迎えました。
たぶん、疲れのピークも通り越して、気力だけでマウンドに立っていた郄橋投手は
死球とヒットでノーアウト1・2塁のピンチ。
でも、そこで最後の力を振り絞るような熱投を見せます。
最終回に、この日MAXの141キロを計測@o@
一人を外野フライ、一人をキャッチャーフライに打ち取り(小川捕手も必死の守りでした)
最後のバッター、奈須くんを空振り三振。
1点のリードを守りきり、優勝を決めました。
郄橋光成くんの魂の投球、見事としか言いようがありません。
本当に、素晴らしかった。
そして、それを支えたバックの堅い守備。
先制点を与えたサードの送球ミスはありましたが
あれも、攻めの守りの結果。
ヒット性の当りをいくつもアウトにしたし
序盤には、相手の送りバントをことごとく阻止。
それが、終盤の延岡学園の攻撃にも影響したように思います。
この大会期間中、何度も難しい打球を裁いてダブルプレーをとった内野手たち。
点を与えない守りは、何打点にも匹敵するんだと監督がおっしゃっていたようですが
本当にその通りですね〜
そして、ここぞの場面での攻撃。
横高戦でもホームランを放った田村くんのホームラン。
キャッチャー小川くんのタイムリーや、名セカンド高橋知也くんのスクイズ。
機動力を使った積極的な攻めも印象に残りました。
土屋くん、工藤くん、荒井くん...
いいバッターが、試合ごとに一層成長していったようにも感じました。
それにしても、郄橋光成くん、凄かった。
大会中に、一躍注目を浴びましたが
マイペースで、終始自分を貫いたように感じました。
相手をねじ伏せて三振を奪う投球も
ちょっと力をセーブして打たせて取る投球も
ここぞの場面では、渾身の球を投げて点を与えないピッチャー。
2年生にして、大エースの存在感でした。
私も、すっかりファンになりました(^_^)
(横高戦のときだけは、ちょっと憎らしくも感じたけれど...
2年生で夏の甲子園の優勝投手になった郄橋くん。
ひと夏で全国的なスターとなりました。
昨日、テレビのインタビューで、郄橋投手のお父さんも
「誰の息子だろうと思う」とその成長ぶりに驚いていました。
次の1年。
桐光の松井投手のように、これからは全国の高校球児たちの目標にされるだろうし
連覇への期待やプレッシャーも掛かってくるでしょう。
郄橋投手には、騒がしい周囲に惑わされず
大人たちに利用されることなく
欲深くならず
でも、向上心を忘れず
これからもまっすぐに成長して行って欲しい、と思います。
あの荒井監督の指導の下なら、きっと大丈夫ですね(^^)
な〜んて、偉そうに書いてしまいました。
これからの郄橋光成投手がどんな風に大きくなっていくのか
楽しみに応援していきます。
と、勝手にエールを送らせていただきました(^^;
それにしても、疲れた体で本当によく頑張りました!
最後、表彰式で並んでいるときには、疲れ果てて倒れてしまうんじゃないか、と
心配してしまいました。(でも、笑顔が見られましたね)
両校選手の皆さん、本当にお疲れさまでした!
今夜は、ゆっくり休んでくださいね。
そして、3年生は、新しい道へ
下級生は、また秋に向かって、元気に歩き始めてください。
頑張れ!高校球児たち〜
それから、勝手にエールto千葉くん(花巻東)
私は、千葉くんの粘りの攻撃、好きです。
あのカット技術と選球眼には、感心しましたよ。
きっとたくさん練習を積んできたんだろうな〜と。
どんな勝負を真っ向勝負と感じるか。
人それぞれだと思いますが
真っ向勝負好きな私は、千葉くんと鳴門のエース板東投手との対戦に引き込まれていました。
あんなに粘られ何球も投げさせられ、何度も四球で出塁されてリズムを狂わされるくらいなら
いっそ敬遠してしまおう、という策だってなくはなかった。
でも、板東くん-日下くんのバッテリーは、そんなことはせず
なんとかして抑えようといろんな球を投げて勝負し続け
千葉くんは、厳しいコースの球にも食らいついていきました。
ストレートvsフルスイングという勝負ではなかったから
抑えきれなかった板東くんには、もやもやした悔しさが残ったろうと思いますが
あれは、千葉くんの粘りが凄かった。
お互いに、持ってる力を出してぶつかり合ったガチンコ勝負だったと私は感じたし
板東くん-日下くんのバッテリーにも、千葉くんにも拍手...という気持ちでした。
準決勝で、千葉くんの粘りの打席を見ることが出来ず
千葉くんが自分のやりたかったことを貫けなかったと聞いて
私は、残念です。
千葉くん...高校野球は、不完全燃焼で終わってしまったかもしれないけれど
甲子園でプレーできたことは、やっぱり幸せだったと思って
これからも、粘り強く進んで行ってくださいね。
お疲れさま&ありがとう〜