桐蔭&平学がベスト4進出〜2013夏神奈川準々決勝
2013年夏の甲子園を目指す神奈川の戦いは
昨日(7/26)横浜スタジアムで準々決勝2試合が行われました。
5回戦では、延長15回引き分け再試合を勝ち抜いた桐蔭。
雨で一日順延になった分、多少疲労が取れたとはいえ
エース齊藤くんは、決して万全な状態ではなかったと思います。
それでも、ピンチを背負ったところで粘り強く落ち着いて投げる齊藤くん。
頑張りました。
打線は、そんな齊藤くんを少しでも楽にさせたいという気持ちが強く出ていました。
慶應の1年生ピッチャー高橋くんの立ち上がりを攻めました。
その後も、打線が繋がり、清水くん、増田くん...中軸がしっかり打点を挙げましたね。
結局、9-1と予想外の差が開いて、7回コールドで桐蔭が準決勝進出を決めました。
ところで、桐蔭の巧打者、町田くんの姿が見られないな...と思っていたら
今朝の神奈川新聞に、大会開幕直後に急病で入院、と書いてありました。
昨秋の県大会で見た町田くんは、桐蔭の先頭バッターとして活躍。
いいバッターだなぁと印象に残っています。
今年の神奈川は、下級生の活躍が目立つ中
桐蔭は、ベンチ入り選手が全員3年生。
この学年の選手の皆さんは、息子と同学年ということもあって
ついつい母目線で見てしまうところがあって
「あいつを甲子園に連れて行かないといけない」という清水くんの言葉を読んで
涙も出ますが
町田くんの一日も早い回復を願っています。
さて、2試合目は、平塚学園vs向上。
ノーシードながら、日大藤沢を破って勢いに乗る向上。
試合が始まると、「ホントにノーシード? これで、どうして春地区予選敗退したの?」
と不思議に思うような向上チーム。
ベスト4常連となっている平学相手に、一歩も譲らない戦いでした。
平学のマウンドには、満を持して、という感じで、エース熊谷投手が上がりました。
久しぶりに見る熊谷投手に、わくわく......
ところが、熊谷くんの立ち上がり、ボールが全体的に高い...
変化球も、本来の制球ができていないように見えました。
向上打線は、そんな熊谷くんを攻め、足を絡めて揺さぶり
甘く入った球を打ち返し、熊谷くんから小刻みに計4点を奪いました。
それでも、ピンチを背負いながらも、一気に崩れることはなく
ビッグイニングを作らせなかった熊谷くんは、やっぱりさすが、でしたね。
本人の試合後の談話では
「今大会初横浜スタジアムで、気負わないように、と思ってたけれど
気負ってるな〜と...」
そうですね、力みが出てしまっていましたね。
熊谷くん本来の、柔らかいフォームから球持ちよく投げ込まれるキレのある球が
昨日はあまり見られませんでした。
でも、昨年までは、打たれるとカーッとなってしまうところがありましたが
今年は、ピンチを招いても落ち着いてマウンドにいることができるようになりました。
体も、一回り大きく、逞しくなりました。
柔らかさの上にパワーが更にアップして、打者・熊谷くんもバージョンアップしたようです。
投手で4番、まさに投打の中心を担う熊谷くんですが
昨日も、自らのバットで、レフトスタンドへホームランを放ち
更に同点で迎えた最終回には、1アウト満塁のチャンスで、「最低でも犠牲フライ」と
センターへフライを打ち、3塁ランナーがナイスランでホームに還って決勝点。
5-4で平塚学園が接戦を制し、昨夏に続き準決勝進出を決めました。
ということで
明日の準決勝は、東海大相模vs横浜、桐蔭学園vs平塚学園になりました。
準々決勝で桐光が敗れ、県内チームには、心のどこかに穴が空いたような
どこかしらそんな気持ちがあるかもしれません。
(私も、そんな気持ちがあります)
みんなが打倒！桐光・松井くんを目標に頑張ってきたのです。
それを果たした横高も、どこか一度燃え尽きた感覚はあるかもしれません。
平学の熊谷投手の部屋には、「打倒松井」の言葉が貼られているそうで
松井くんが敗れた後も、そのままだといいます。
きっと桐蔭の齊藤投手も、同じ想いで頑張ってきたでしょう。
各チームの打者も、松井投手攻略のために、厳しい練習を積んできました。
それが、神奈川のチーム全体のレベルを上げたように感じます。
さて、ベスト4に残った4校は、「打倒・桐光松井くん」の先にあった目標
「神奈川の頂点に立ち、甲子園へ。そして全国制覇」へ
気持ちを新たに、進んで行くことになります。
もう既に、目の前の相手に向かって、闘志を燃やしていますね〜きっと(^^)
ここまで勝ち上がった4校、どこが優勝しても不思議はない強豪ばかり。
激戦神奈川を勝ち抜いて、甲子園出場を果たすのはどのチームか。
よい試合を期待しています。
頑張れ！神奈川高校球児たち〜
